道中で一番穏やかな朝を迎える。本日も見事な晴れ。
いつものように準備をこなし7時45分ごろ出発。
2011年8月27日
道中で一番穏やかな朝を迎える。本日も見事な晴れ。
いつものように準備をこなし7時45分ごろ出発。 7:50 - 国道238号 枝幸郡枝幸町内 幌別橋付近 (←車も少なく気持ちがいい) 雲一つない青空が広がっています。 実質最北端の宗谷岬がもうすぐそこです、と言ってもまだ140kmありますが。 8:05 - 国道238号 枝幸郡枝幸町内 北緯45度 (←よくここまできた、クリックで拡大) 枝幸町問牧にある北緯45度を示すモニュメントです。 旧道沿いにある問牧の集落のちょうど西側にあります。 8:15 - 北見神威岬公園 枝幸郡枝幸町 (←紺碧のオホーツク海を望む) 北見神威岬を望む公園です。 駐車場もそこそこあり、釣り人と見られる車も多数駐車してありました。 自分たちと目的が同じであろう人たちのキャンプ地ともなっているようでした。 8:15 - 北見神威岬公園 枝幸郡枝幸町 (←綺麗な形の岬です、クリックで拡大) 北見神威岬です。 積丹にも同名の神威岬があるので、こちらは「北見神威岬」として区別していますが、正式名称は積丹と同じ神威岬です。 国道の上に怪しげな線がありますが、これに関しては後述。 8:30 - 枝幸郡枝幸町内 旧国道238号 (←交通量皆無) 現在のR238は、神威岬のつけ根を北オホーツクトンネル(全長1205m)で貫いていますが、そのトンネルが平成11(1999)年に開通するまでは神威岬を回るこの道が国道でした。 現道と比べても遜色無い道路ですが、岬付近の急カーブがネックだったのでしょうか、あえなく国道指定を解除されています。 しかし他の旧道と違うのは、灯台があるからでしょうか、閉鎖されることもなく現在まで通行が可能となっていることです。 8:35 - 枝幸郡枝幸町内 旧国道238号 神威岬 (←岩を切り開くのは楽ではないはず) 上にあるネックになったと勝手に想像する岬付近の切り通しです。 現在は交通量がほぼゼロなので大胆に路上駐車をしています。 現に探索中に車の音を聞いた記憶はありません。 せいぜい自分たちみたいな物好きと灯台の保守する方が来る程度でしょうか。 8:38 - 枝幸郡枝幸町内 旧国道238号 北見神威岬灯台 (←緑に映える白黒の灯台、撮影はかなどら氏) 北見神威岬灯台です。こちらはこの名称が正式となっています。 この灯台の足元には、斜内山道と呼ばれる道が通っていますが、この山道は旧国鉄興浜北線の痕で、1985年に不採算のため廃線となっています。 またこの興浜線ですが、5日目で出てきた美幸線と同じく未成区間が存在するということですが、それはまたの機会に。 参考:興浜北線現役時の写真(Google画像検索) 8:40 - 枝幸郡枝幸町内 旧国道238号 北見神威岬付近 (←国道であったことを示すもの) ガードロープの支柱に国道の名残を発見しました。 速度を落とすように、とかめが描かれています。 9:00 - 枝幸郡浜頓別町内 国道238号 (←過去には鉄道が2路線乗り入れた町の中心部です) 浜頓別の中心部へ来ました。 R238はここで右折です、直進するとR275で天北峠を越え音威子府方面です。 9:05 - 宗谷郡猿払村内 村道浜猿払エサヌカ線 (←遮るものはちょっとした林だけ) 浜頓別町と猿払村の境付近にある道へ、そこは有名な通称・エサヌカ線です。 正式名称は猿払村道浜猿払エサヌカ線と言います。 9:10 - 宗谷郡猿払村内 村道浜猿払エサヌカ線 (←草原を走る1本の道、クリックで拡大) 少しだけ右左折を繰り返し、たどり着いたのがここ。 澄み切った青空の下、地平線の向こうまで一本道が続いています。 9:20 - 宗谷郡猿払村内 村道浜猿払エサヌカ線 (←草原を走る1本の道) 記念撮影や、道路に寝っころがったり、一通り満喫(?)し出発。 走行中に写真を撮ろうとしたら視界に鳥が飛びこんできて奇跡の一枚が・・・!(大げさ 9:35 - 国道238号 宗谷郡猿払村内 猿払パーキングシェルター (←ただの覆道ではない!) ここだけ?と思われるパーキングを紹介。 猿払パーキングシェルターと言って、普通のシェルターではありません。 パーキングと名のつくだけあって、トイレなどが用意されています。 10:10 - 国道238号 稚内市内 (←この緩やかな丘もらしいですね) 稚内市に入りました。 まだまだのどかな風景が続きますが、着実に本土の最北端に近づいています。 10:15 - 国道238号 稚内市内 (←丘を越えると紺碧の海が眼前に、クリックで拡大) 丘を越え、下りはじめると目の前に大海原が。 空と海の色が胸にしみます。 10:20 - 国道238号 稚内市内 (←日本最北の○○多発地帯) 最北の小学校(大岬小)を通りすぎ、次は最北の郵便局(宗谷岬局)。 このあと、最北のガソリンスタンドで記念給油(出光宗谷岬SS)。 10:25 - 国道238号 稚内市内 宗谷岬 (←最北のおにぎり、クリックで拡大) と言うわけで、実質的な日本最北端の駐車場に到着。 おにぎりがいい味出していますね。 10:35 - 稚内市 宗谷岬 (← とうとう到達しました、実質的な日本最北端の地、宗谷岬。 この地が最北端でなくなることを祈るばかりですが。。。。。 10:38 - 稚内市 宗谷岬 (←間宮さんとこの林蔵くん) 北海道の更に北にある樺太を調査したことで有名な間宮林蔵の像です。 1800年前後に「樺太は半島か島か」と論争が起こった時に、幕府は林蔵を含む調査団を派遣し、樺太が島であることを確認させました。 その後、林蔵は海峡を越え、住民に聞き込み調査を行いました。シーボルトはその功績を称え、そこを「間宮の瀬戸」と呼ぶようになり、のちに間宮海峡になったと言われています。 なお、間宮海峡は日本での名称で、世界的にはタタール海峡と呼ばれているようです。 10:40 - 稚内市 宗谷岬 (←「これ以上北に行けないじゃん」) 最北端の像の裏手に回って、更に北に行けないか足掻いてます。 干潮の時はもっと先まで行けるようです。 11:10 - 稚内市 間宮堂 (←閲覧注意!腹が減ります) 宗谷岬灯台の向かい?にある、その名も間宮堂。帆立ラーメンが有名です。 自分たちは、塩帆立ラーメン大盛を注文。 観光地にあるにもかかわらず良心的な値段。そして予想を覆す本格派の塩ラーメンに唸る某氏(ちょっと盛ってます)。 名に恥じない大ぶりの帆立が丸々ひとつ、そしてお麩が乗っているのがこのラーメンの特徴です。 ちなみに最北の食堂は、駐車場横にあります。 11:30 - 稚内市 宗谷岬灯台 (←赤白の四角い灯台) 宗谷岬灯台です。初点灯は明治18(1885)年。 一度火事で焼失し現在は二代目。ただし大規模な改修を受けた後の姿です。 12:05 - 国道238号 稚内市内 (←海の向こうの富士、クリックで拡大) 利尻富士を横目にR238を市街に向けて走ります。 12:25 - 国道40・238号 稚内市内 (←不気味に輝くオレンジ色、クリックで拡大) 稚内市中心部へへ向かう、R40とR238の重複区間です。 矢印が光る青看があったので、思わず連写。 ここ以外にこの仕様の青看はあるのでしょうか? 12:35 - 宗谷本線稚内駅 (稚内市) (←悪い意味で予想を裏切る) 稚内に来たなら、やっぱりここにもよらないと。で、稚内駅に来たんですが・・・・ 下調べなしで来てるので、駅舎が建て替えられたことなど知らなかったのだよ! ・・・・・orz 12:40 - 宗谷本線稚内駅 (稚内市) (←ガラス越しとかナイワー) 数年前雑誌で見て、それからずっとあの風景を思い描いてきたのに・・・ まさかのガラス越しですか・・・・あゝ無情。 ・・・・・・・・OTL 12:50 - 稚内市 野寒布岬 (←目立つ灯台) 気を取り直し、野寒布岬です。 写真は稚内灯台です。 初点灯は明治33(1900)年ですが、当時は現在の稚内分屯地内に位置しており、現在の場所に移転してくるのは昭和41(1966)年です。 12:51 - 稚内市 野寒布岬 (←輝く海と映える富士、クリックで拡大) 海の向こうに利尻富士を望みます。 いつかは利尻島にも行ってみたいものです。 13:15 - 道道106号 稚内市内 (←草原の中を走る) 野寒布岬から、r254を経て抜海付近のr106を走行中です。 ここから豊富町まで、電柱が一本もない区間が続きます。 13:30 - 道道106号 稚内市内 (←行かないとわからない感動、クリックで拡大) 抜海村夕来付近です。丘に沿って道も上下しますが、基本的に直線が多い快走路です。 この道の全通は案外遅く、昭和57(1982)年に旧道道672号として全通、平成6(1994)年に現在のr106に変更となっています。 13:55 - 道道106号 天塩郡幌延町内 オトンルイ風力発電所付近 (←圧巻です、クリックで拡大) 幌延町内に入ると、大きな風車が遠くから見えます。 これはオトンルイ風力発電所の風車で、高さ99mの風車が計28基、r106沿いに3.1キロにわたって設置されています。 まさに圧巻。 14:00 - 道道106号 天塩郡幌延町内 (←久しぶりの大橋) 幌延町・天塩町境の天塩川を渡ります。 天塩河口大橋、長さは500m、竣工は昭和57(1982)年です。 14:50 - 国道232号 天塩郡遠別町内 (← 遠別町内、R232も引き続き快走路です。 この先、廃線跡との併走が多くなります。 15:15 - 国道232号 苫前郡初山別村内 (←時代の流れでしょうか) 初山別町内に入ると、国道の脇に廃線跡が見えるようになります。 この遺構は、旧羽幌線の通称:金駒内陸橋と呼ばれるもので、現役時代、車窓には絶景が広がっていたと言います。 羽幌線は、国鉄を2日だけ残し、昭和62(1987)年3月30日に廃線になっています。 16:00 - 国道232号 苫前郡苫前町内 (←時化てる時は通れないね、クリックで拡大) 海沿いの道を南へ。 ちょっと波が高いだけで通行止になりそうな道ですね。。。 16:55 - 国道232号 留萌市内 (←街の外れをかすめていきます) 留萌市内に入り、留萌川の土手を東へ。 市街の外周を行くような形で、遠くに工場などが見える程度です。 17:00 - 国道232号 留萌市内 (←全部足すと・・・、クリックで拡大) 留萌川を渡り、R232の終点です。右に曲がるとR231、左に曲がるとR233です。 この交差点は、R231とR233の終点にもなっており、3つの国道、しかも連番で終点が集まる珍しい交差点となっています。 R231はR451と重複となっていますので、実質4本ですかね・・・? 17:15 - 国道233号 留萌市内 (←無料の自動車道って時点で嫌な予感が← クリックで拡大) しばらく東へ走ると、深川留萌道が深川西ICまで無料!とのことで、折角なので使ってみることに。 17:16 - 深川留萌自動車道 留萌幌糠I.C. 留萌市内 (←一応高規格で建設されてるらしいです) 料金所の無いランプを通りいざ本線へ! 17:20 - 深川留萌自動車道 留萌市内 (←・・・・・・・) 一応高規格ってことですが、全通しないと交通量が見込めないんですかね、暫定二車線で建設されてます。 対向2車線の道が続きます。 17:25 - 深川留萌自動車道 沼田I.C.付近 雨竜郡沼田町内 (←ここだけ自動車道っぽい? クリックで拡大) ちぇー、全線暫定2車線かよー、とか愚痴をこぼしていた方に朗報。 なんと、ICの前後500mずつは片側2車線になっています!!! 写真に納まりきる片側2車線ってどうなんでしょう・・・・ と言うことで、この沼田ICで降ります。 17:26 - 深川留萌自動車道 沼田I.C. 雨竜郡沼田町内 (←これはひどい) ・・・・と思ったら、ランプが平面交差じゃないか!!! 最後までしっかりネタを用意しておいてくれるなんて親切な! これは中央道の上野原ICよりひどいかもしれない。 17:30 - 国道275号 雨竜郡沼田町内 (←夕陽に染まる) 沼田町内のR275を南へ。 内陸の田園地帯を走り抜けます。 17:35 - 国道275号 雨竜郡北竜町内 (←米米米) 北竜町内に入り、金色に輝く田んぼを横に。 17:55 - 雨竜郡北竜町 ひまわりの里 (←北海道はこの時期もう晩夏でしょう) 北竜町の名物、ひまわりです。 丘一面に広がるひまわり畑、迷路などもあるようです。 北竜町は、ICに「北竜ひまわり」と名付けるほどひまわりを押しているようです。
18:10ごろ、「道の駅 サンフラワー北竜」に到着。
内陸部に来た理由は、あのまま海沿いを行っても道の駅が少なく、下手すると夜遅くまで走る羽目になる可能性があったからです。 それと、ある程度札幌から距離を置いておかないと翌日暇になりかねないという理由です。(この時すでに札幌のホテルを予約済み) 18:30 - 雨竜郡北竜町 道の駅 サンフラワー北竜 レストラン風車 (←札幌じゃないのに食べて正解だっていうのは内緒) 夕飯は道の駅内のレストランにて、スープカレーをいただきます。 札幌じゃないけど気にしない。
この後、やはり道の駅併設の温泉へ行き汗を流します。
この道の駅を選んだ理由は、施設の充実度もあります。施設の充実度に比例して、同じ目的の方が多くなります。 休憩室で世界陸上を見つつ、翌日の予定などを話し合います。 21時ごろ車に戻り、準備をこなし22時前に就寝しました。 お暇があればこちらからご覧ください。 ▲ |